平成16年1月、有限責任中間法人として設立されました。設立当初は火災から人の命や財産を守る、また価値のある歴史的建造物を火災から守ろうという理念のもと、木部防炎処理を主な事業としていました。
木部防炎処理の技術の最先端工法により復元される歴史的に貴重な建物。防火・防炎を通じて社会に貢献できうる団体として活動しています。歴史ある繊細な基材に対し、謹厳実直に仕事をさせていただきます。
平成21年、中間法人法の廃止に伴い、一般社団法人へと移行。
平成23年、ガラス用遮熱断熱塗料クリアルマイサニーを東京ビッグサイト建材展にて発表。折りしも、発表の最中に3.11で被災しました。時は一気に省電力、省エネに向かい、遮熱断熱塗装の需要が一気に増えてきました。 現在は全国に会員を持つネットワークの広さと難燃防火処理で得た『技術の全火協』の精神で多岐に渡る事業展開をしております。
例えば、洗剤や薬剤等を一切使わない、高圧でも高温でもない洗浄、加圧超高温水洗浄は
歴史文化財等の脆弱な基材へ、また薬剤洗浄ができない食品工場へ、太陽光発電の性能を低下させないためにソーラーパネルへ、落書き除去等の洗浄に採用されています。
その後、文化財保護物件には水の浸透を防ぐ防水・撥水剤の塗布、食品工場等には内部用抗菌抗カビ断熱塗料アクシオン25の塗布、ソーラーパネルへは自己洗浄・自己殺菌し効率を持続させる塗料サーファポアGを塗布など。
全火協ならではのシステムをご提案し、お客様のご要望にお応えします。これからも皆様のお役に立つ協会として邁進して参ります。
水を加圧し150℃超の超高温水(水蒸気)で洗浄。洗剤や薬剤を使わず少ない水で洗浄可能。基材にも環境にも優しく落書き除去や文化財保存に採用されています。